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存在意義

小説が書きたくて書きたくてたまらなくなる時があります。

だけどその一方でもう2度と書かない、書いてやるものかという時もくるのです

今はその2つが交互に押し寄せてきて、先ほどまでは絶対に書かないと思っていたのに今では書きたくてしかたない。

きっと書きたくないのは存在意義がわからないから。私が書かなくてもこの世の中にはたくさんの小説があふれていて、小説だけじゃなく物語がいくつもあって、私なんか必要ないような気がするのです。いや、実際に必要ない。

だから書きたくなくなるのです。必要ないとわかっているものを書くのは辛いから。

だけどもしかしたらこの世にはたくさんの物語があふれている中で私の小説を必要としてくれている方がいらっしゃるのかもしれない。必要とする、という表現は不適切かもしれないけど、待ってくださっている方がいるのかも、とほんのり期待が心を覗くのです

その方を認識したいから、書きたくなるのだと思う。大きな理由は。

他にもいくつか理由はあるけど、主な理由はそれだと思う

でも必要とされてるから、とか誰かのために、という言葉で書く小説ってどうなのだろう。私は違う気がします。特に2次創作においては。私が書きたいから書く、じゃないと面白いものが作れない気がする。いや、私が書きたいから書くのだったら、面白くなくてもいい。だって書くことに意味があるから。

だけど人とは強欲なもので、必要とされるのは蜜にも勝る歓喜なのです

誰か1人でもいい、読んでくださる方がいるだけで幸せで、ひどくありがたいとわかっているけれど、誰かに必要とされたい。

そう思っているうちはきっと私は一生いいものを書けないのだろうな


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